【エニアグラム活用 実例】
就職活動を勝ち抜き、
プライム上場企業(精密機器製造)
人事部に入社
北山柚菜さんよりレポートをお寄せいただきました。
――エニアグラム個別面談及びグループワークへの参加―― 就職活動で、エニアグラムが役立ったことは、大きく2つある。 これは、心理学、哲学、キリスト教のニュアンスを含むエニアグラムが、「人を公平に、俯瞰的に理解する」人事職に馴染んだからだと考えられる。 私は当初、事務、人事職、営業、SEなど、様々な職種を視野に入れて就職活動をしていた。その中でも、真面目でコツコツ取り組む性格が馴染む事務職や、大好きな心理学を活かせそうな人事職を希望していた。 人事職に受かった理由のうち、エニアグラムが関係する部分を最初に述べる。 私は、就職活動中、終始一徹して、エニアグラムを活かしたい、とアピールし続けた。それは、自分が学校の勉強以外に、幼い頃から興味を持って学習を継続できている、と思える領域であり、今後も学び続け、社会の役に立て、エニアグラムの学びを一生かけて有意義なものとしたいと考えるからだ。 私は定期的に自分の目標を立て、見直しているが、そこにも、仕事でエニアグラムを活かす、と明記している。 エニアグラムをとおして、自分が悩んでいることは、実は9分の1の人も同じだという安心感を得た。また、他のタイプの理解不能な行動が、3つのセンターや本能型の違いもあり、同じ人間でありながら、全く違う視点で世の中を生きているからだということを学んだ。 エニアグラムは、人の性格を9つに分析するが、人をおさえつけるのではなく、全く異なる考えで生きている人がいることを知り、自分が楽になるためのものだと思う。 人事に採用していただいた他の理由として、他の就活生よりも身近な環境にあったこともあると考えている。特に、採用や異動で人の配置を考えることとなるが、会社を経営している父から人事の仕事や、経営者の思想やあるべき姿を日々聞くこともあり、経営の立場から人を公平に見ることのできる人事職に選んでいただけたのではないかと考えた。また私が特定の方とずっと一緒にいるタイプではないが、人事には一匹狼な方が多く、そこも向いている点なのかと思う。 2つ目は、公務員試験に全て落ち、同期のほとんどが内定を得ていた秋採用の時期になった時も、希望を捨てずに毎日就職活動に励む活力となったことである。 また、中嶋先生と吉野さんと私の3人で、就職活動を行うために会議を行なってもらったその際に、就職活動がんばってね!と、中嶋先生と吉野さんに背中を押していただいたことがとても印象に残っている。 私は緊張していて、しどろもどろになっていたが、むしろ、お2人の方が、私以上に真剣に私の進路が良い方向に行くように願ってくださっているような力を感じた。そこで、公務員でなければだめ、というようなニュアンスはなかった。柚菜さんの希望の進路になることを願っていますという1番のメッセージが心に残った。 また、恥ずかしながら父のお金で受講させてもらったことから、背中を押してくれる両親の気持ちに応えたいという思いもあった。 まとめると、エニアグラムの、自他の長所や差異を理解し、認め合う思想が人事職に馴染んだこと、中嶋先生と吉野さんと両親の応援が背中を押してくれたことで、納得のいく就職活動ができた。エニアグラムの学びなしでは、この進路や人生はなかったといえ、支えてくださった方に感謝の気持ちを、改めて申し上げたい。 |
※吉野さんは、株式会社プロサポート代表取締役 吉野賢氏(産業カウンセラー、プロコーチ)
エニアグラム活用コーチング(中嶋監修)を主に中小企業経営者・幹部のサポートに応用